クリスマスイブの木
BL出版
デリア・ハディ/文
エミリー・サットン/絵
三原泉/訳
クリスマスイブには奇跡が起こります。さあ、どんな奇跡が起こったのでしょう。丘いっぱいに広がるモミの森からお話が始まります。
森のモミの木は、大きくなったらクリスマスツリーになります。でも、その中にしっかり植えてもらえなかった木がありました。そのせいで、のびのびと大きくなることができません。小さなモミの木はおとなりさんの大きな木にからまったままデパートに運ばれます。
クリスマスイブの晩、危うく捨てられそうになったモミの木は鉄道橋の下で暮らしている貧しい男の子にもらわれます。男の子がモミの木にキャンドルを立てると、たくさんの人たちがその周りに集まって来ました。なんて素敵なクリスマスイブ。でも、奇跡が起こるのはその後です。
ほのぼのとした暖かい雰囲気が魅力の絵本です。細部まで描かれ、色づかいが魅力的な絵からは多くの物語が読み取れるように思います。
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