納豆を自分たちで作ってしまうお話の絵本です。さて、どうやって作るのでしょう。
材料は、大豆とわら。この絵本では、大豆とわらを作るところから、納豆作りが始まります。もう一つ、納豆作りに欠かせないものが納豆菌。でも、納豆菌はもともとわらに付いているので、とくに準備する必要はありません。
大豆を田んぼのあぜみちにまいて、やがて芽が出てたくさんの大豆を収穫することができました。わらは、お米が実る稲の茎のこと。田んぼで稲を育てれば、お米と一緒にわらもできるのです。春から秋になり、やっと材料がそろいました。いよいよ納豆作りの本番です。
わらで納豆の入れ物になるわらづとを作ります。煮上がった大豆を入れて、二晩温めておけば納豆の完成です。それだけで、納豆ができるの? そう、わらに付いた納豆菌が大豆を納豆に変えてくれるのです。菌が食べ物を美味しくなるように作り変えてくれることを「発酵」といいます。自分たちで作った納豆。美味しいに決まっています。(店主)
みんなでなっとうづくり(かがくのとも2023年11月号)
菊池日出夫 さく
福音館書店
2023年11月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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